介護を「する側もされる側も」未然・予防で介護負担軽減を目指す。

私たち就労継続支援B型ちぐさ(浦添・那覇)では、介護予防にも取り組みます。する側もされる側も、日頃から介護予防を意識した運動を取り入れる事。また、専門的な言葉を知る事で、介護生活を社会全体で軽減する事を目指します。

未然に介護を防ぐ、予防介護で世帯単位の介護負担軽減を目指す

要介護状態になる前に「予防」として行われる活動や、それに関する専門用語はいくつかあります。介護予防の領域では医療・福祉で共通して使われる専門用語がありますので整理しますね。


🔑 主な専門用語と考え方

1. 介護予防(かいごよぼう)

  • もっとも基本的な用語です。
  • 高齢者が要介護状態になるのをできるだけ遅らせ、できる限り自立した生活を送れるようにする取り組み。

2. フレイル(Frailty)

  • 「健康」と「要介護」の中間的な状態。
  • 心身の活力が低下し、要介護になるリスクが高い状態。
  • フレイル予防は近年とても注目されており、「栄養・運動・社会参加」の3本柱が重要とされています。

3. サルコペニア

  • 加齢に伴って筋肉量や筋力が低下する状態。
  • 立ち上がる、歩くといった基本動作に支障が出て要介護に進みやすい。

4. ロコモティブシンドローム(ロコモ)

  • 運動器(骨・関節・筋肉など)の障害により、移動能力が低下する状態。
  • ロコモ予防体操などが普及しています。

5. 認知症予防

  • 脳機能低下を防ぐ取り組み。
  • 認知トレーニングや社会的交流が効果的とされています。

🏃‍♀️ 具体的な予防行為の例

  • 運動習慣:ウォーキング、筋トレ、バランス訓練など。
  • 栄養改善:たんぱく質やビタミンをしっかり摂取。
  • 社会参加:趣味、ボランティア、地域活動への参加。
  • 口腔ケア:咀嚼や嚥下機能の維持。
  • 認知刺激:読書、ゲーム、学習、会話など脳を使う活動。

💡 関連制度や仕組み

  • 介護予防サービス(要支援1・2の人が利用可能)
  • 地域支援事業(通いの場、サロン活動など)
  • 二次予防事業(フレイル高齢者の早期発見と支援)

まとめ

「フレイル・サルコペニア・ロコモティブシンドローム」という専門用語が介護予防のキーワードで、それを防ぐために 運動・栄養・社会参加 が最重要の行為となります。

就労継続支援事業所では、社会参加ができます。また、利用者の健康状態や要望によって健康食の提供も行っています。

今後は予防事業として、ADLの概念を軸に体づくりを行なっていきます。医療行為は出来ませんが、医療器具を取り扱ったサービス提供は可能なため、専門スタッフによって健康チェックができる体制を整えていきたいです。

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